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冷凍赤虫は、板チョコのようにプレート状で販売されており、必要な分だけ解凍して使うことができ、小魚や水生昆虫のエサとして、とても扱いやすく重宝しています。
もちろん私はゲンゴロウ類の成虫や幼虫にもよく使っています。
しかし、繁殖させたゲンゴロウ類の幼虫に赤虫を与え続けていると、突然死んだり、調子を崩すことを経験した方も中にはいるのではないでしょうか。
私はこれまでに大小さまざまなゲンゴロウ類を20種以上飼育・繁殖させてきましたが、使用する赤虫(商品)によってゲンゴロウ類の幼虫に合う、合わないがあることが分かりました。
2023年11月現在、ゲンゴロウ類(水生昆虫)の繁殖に私が使用している赤虫を参考までに紹介します。
赤虫(アカムシ)とは
ハエ目ユスリカ科の幼虫のことです。
特に体色が赤色を帯びるものがアカムシとよばれています。
魚釣りエサや熱帯魚飼育のエサとして販売されています。
おすすめの冷凍赤虫
繁殖させたゲンゴロウ類の幼虫に使用している赤虫を紹介します
こだわり あかむし
※飼育におすすめのこだわり赤虫はamazonでは販売してません
冷凍★こだわりあかむし 100g 10枚入
販売元:株式会社阿蘇熱帯魚
内容量:100グラム(プレートタイプ)
私が現在、ゲンゴロウ類の繁殖に一番使っている冷凍赤虫です。
別の商品の赤虫を使ってゲンゴロウ類の幼虫を育成しているとき、何度試しても幼虫が死んでしまうことがあり、近くのペットショップで見つけて試しに使ってみたのがきっかけです。
この『こだわりあかむし』を使ってみたところ幼虫の突然死がなくなり、繁殖に成功したので今でもリピートして使っています。
また、この赤虫を解凍するとゴマフガムシの幼虫やミズアブの幼虫、アンピンチビゲンゴロウの成虫などが一緒に出てくることがあります。
このように赤虫以外の水生昆虫が混ざって出てくるのも、エサとして安心して使えると自分は考えています。また、どんな水生昆虫が出てくるのかガチャ感覚で楽しんでいたりします。
【観察】赤虫ガチャ!?エサ用の冷凍赤虫から出てきた水生昆虫を調べてみたホームページの商品紹介を見てみると、急速冷凍・ビタミン添加・UV殺菌の記載がありました。
魚も喜ぶこの品質!
水分量が違います。実質量が多い!!半繁殖による安定した品質で、デリケートな赤虫の細胞を壊さないよう、-45℃で急速冷凍しています。
急速冷凍の為、色味も良く鮮度はバツグンです。
栄養分の流出も少なく、ほとんど水を汚しません。プレートタイプなのでお好みの量を給餌可能。
株式会社阿蘇熱帯魚HPより
ヘビーユーザーの方にもオススメ。
急速冷凍・ビタミン添加・UV殺菌
フレッシュ赤虫
サンミ フレッシュ赤虫 100g×10枚
販売元:さんみ株式会社
内容量:100グラム(プレートタイプ)
こちらの赤虫もゲンゴロウ類やオオミズスマシの幼虫に使用したことがあり、繁殖が上手くいきました。
じつはこの赤虫からもゴマフガムシの幼虫がよく出てくるので、ゲンゴロウ類の幼虫のエサとして安心して使えるのではないかと考えています。
無添加なのがポイントです
ホームページを見てみると、自社養殖場があり、そこで冷凍赤虫ができるまでの流れが紹介されています。
自社養殖場で冷凍赤虫ができるまで
水質・土壌ともにユスリカの繁殖に適した中国南部にある山里の水田で、ユスリカが 産卵 → 孵化(赤虫) → 成虫 になるまでの約3週間の間に赤虫を採取します。
ここで育った赤虫を井戸水で繰り返し洗い、活きのよい新鮮な赤虫だけを急速冷凍します。
ビタミンなどの豊富な栄養素を壊すことなく包装パックにされていますので、体液がみなぎった張りのある赤虫を魚に与えることができます。
さんみ株式会社HPより
いろいろな冷凍赤虫を試してみよう
現在、私がゲンゴロウ類のエサに使用している赤虫(商品)を紹介してみました。
商品によって幼虫に与えると調子を崩す理由はよく分かりませんが、赤虫の養殖場所の水質や環境、製造工程での添加物などいろいろなものが影響しているような気がします。
ゲンゴロウ類の成虫に与えても問題ない赤虫でも、幼虫に与えると合わないことがあります。
今後、今回紹介した商品も製造方法が変わったり、添加物が変わると、ゲンゴロウ類の幼虫に向かなくなる可能性が出てくるかもしれません。
ゲンゴロウ類の繁殖させる際には、冷凍赤虫は重要なエサにもなるので、本記事を参考に、みなさんもいろいろな冷凍赤虫を試して飼育する生きものに安心して使えるものを探してみてはいかがでしょうか。