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みなさんはここ最近スマートフォンやパソコンに視線を向ける時間が長くなっていませんか?
そんな中、自宅で手のひらサイズの自然を再現する「ボトルアクアリウム」が注目を集めています。
小さなボトルの中に広がる水の世界は、見る人に癒しを与えてくれる効果があります。
ボトルアクアリウムのきほん
ボトルアクアリウムとは、文字通り「ボトル(瓶)」に「アクアリウム」を作ったものです。
水草や小さな生きものなどを入れ、瓶の中にひとつの生息環境を再現し、そこでくらす生きものたち様子を楽しむことができます。
瓶の中では、水草と生きものが互いに影響を与えながらバランスをとっており、小さな生態系ができあがります。
ボトルアクアリウムと一般的なアクアリウムの違い
ボトルアクアリウムと一般的なアクアリウムの大きな違いはその規模です。
ボトルアクアリウムは、一般的なアクアリウムに比べて規模が小さいため、誰でも手軽に始められ、棚や机の上など置ける場所も多く、敷居が低いというメリットがあります。
また、一般的なアクアリウムよりもコンパクトなため、手間もお金も少なくすみ、癒しを求める方にはオススメのアイテムです。
100円ショップで購入できる瓶から、最近ではボトルアクアリウム専用のガラス容器などもアクアリウム専門店等で販売されており、人気の高さを感じます。
その一方で、ボトルというその小さな環境を維持するには最低限の知識と工夫が必要です。
じつはアクアリウム初心者には、ボトルアクアリムは少し難易度が高く、コツがいることを頭に入れておいた方が良いでしょう。
ボトルアクアリウムで飼育できる生きもの
ボトルアクアリウムでは、何でも生きものを飼育できるわけではありません。
容器のサイズ(水量)にあった生きものの種類や入れる数を調整する必要があります。
また、飼育する生きものに適した水温などを事前に調べておくことも失敗を減らすことにつながります。
初心者には、メダカやミナミヌマエビなどの小型の生きものがオススメです。
ヌマエビのなかまは、水草についたコケや一緒に入れる小魚の食べ残しを掃除してくれる役割もあります。
マニアックではありますが、私はこのボトルアクリウムで小さな水生昆虫(コシマゲンゴロウなど)を入れて日々、癒されています。
主役は水草!ボトルアクアリウムに植える水草(植物)
ボトルアクアリウムには、水草や陸生植物がよく用いられます。
ボトルの中に緑が入るだけで雰囲気が劇的に変わります。また、水草には水を浄化する役割もあります。
ボトルアクアリウム初心者は、生きものを飼育する前に水草だけではじめてみるのも良いと思います。
水草は手軽に楽しめる『水中の観葉植物』です。生きものがいなくても癒しの効果は十分ありますよ。
水草には、強い光を好む種類や弱い光でも育つ種類があります。
特別な照明などを設置しない場合は、陰性植物であるミクロソリウム、アヌビアス、ウィローモスなどが人気で丈夫です。
自分のボトルアクアリウムにあった水草(植物)を探してみるのも楽しみのひとつです。
ちなみに私は、田んぼや湿地、ため池でひろってきた在来の水草を使っていますよ。
ボトルアクアリウムの楽しみ方
ボトルアクアリウムを楽しむための3つのポイントを紹介します。
ボトルアクアリウムを置く場所とその効果
ボトルアクアリウムを置く場所はその効果や魅力を引き立てます。
仕事机の脇やリビングのテーブルといった生活空間のそばに置くことで、いつでも観察でき、癒し効果を感じることができます。
窓際に置けば自然光を最大限に活用でき、水草や生きものを活発化させます。
ただし、直射日光はできる限り避けてください。
夏場は急に水温が上昇し、水草が枯れてたり、生きものが死んでしまうことがあります。
ボトルアクアリウムの光と影の美しさ
ボトルアクアリウムの魅力のひとつは光と影の美しさです。
小さな瓶に差し込む光が水草や魚を通して揺らめき、美しい影を落とします。
光と影のその揺らめきを見るだけでも癒されます。
ボトルアクアリウムの魅力を最大限楽しみたい方は、小型の照明を設置することをオススメします。
今ではボトルアクアリウム専用のおしゃれな小型ライトも販売されているのでそちらが失敗が少なく便利です。
ボトルアクアリウムと季節の移り変わり
ボトルアクアリウムでも季節の移り変わりを感じることができます。
春夏には水草の勢いが増し、生きものが活動的になり、秋冬には落ち着いた雰囲気が広がります。
小さな水の世界でその季節の移り変わりを感じられるのもボトルアクアリウムの醍醐味です。
ボトルアクアリウムをつくるポイント
ボトルアクアリウムは手軽でありながら、自分だけのその世界を作り上げることができます。
ボトルアクアリウムのボトル選び
ボトルアクアリウムをつくるときの最初のステップは、ボトル選びです。
その選び方は、口の大きさ、透明度、形状から、耐久性まで様々です。お気に入りのボトルを見つけることから始めてみましょう。
100円ショップにもおしゃれで可愛らしい瓶がたくさんあります。
ボトル選びに迷ったときは、間口が広くて、少し大きめのサイズの瓶を選びましょう。
大きな瓶の方が水量が多く、水質が安定しやすくなります。また、間口が広いと手を入れて水草を植えたり、掃除するときに作業がしやすくなります。
最近では、アクアリウム専門店にボトルアクアリウム専用の容器も販売されています。
特にボトルアクアリウム専用の容器は、見た目が曲面でおしゃれなものがいろいろあり、容器の間口も広いものが多く、日常管理がしやすく、私も購入して使っているぐらいオススメです。
ボトルアクアリウムに必要な器具
ボトルアクアリウムをはじめるためには、底砂や小石、流木、ライト(照明)、フタ(生きものの種類によっては必要)水草、生きものなど、必要な器具や材料をそろえる必要があります。
自分の考えるボトルアクアリウムのレイアウトに必要なものをまずは選びましょう。
これらはアクアリウム専門店やホームセンター、インターネット通販等で手に入ります。
どの底砂が良いか迷った時は、私はソイルをオススメします。
水草の育成にも適しており、水質を安定させる役割もあります。ソイルの粒径は、水草が植えやすい一番粒の細かいものを選びましょう。
また、予算に余裕があれば、ぜひ小型のライト(照明)を設置してください。ボトルアクアリウムの魅力が引き立ち、おしゃれなインテリアにもなります。
それに水草の育成には、光が必要不可欠なのでいつか揃えたいアイテムのひとつでもあります。
ボトルアクアリウムの作り方ステップ1:準備
ボトルアクアリウムの作成を始める前に、まずは準備を整えましょう。
使用するボトルの内部をよく洗い(洗剤は使ってはいけません)、必要な器具や材料を揃えることから始めます。
そして、どのような空間を作りたいのか、どんなレイアウトにするのか計画しましょう。
ボトルアクアリウムの作り方ステップ2:水草と生きもの
水草(植物)の配置は、ボトルアクアリウムの見た目や機能性に大きく影響します。
まず、ボトルの中に底砂を入れ、小石や流木などを設置します。
その後、水を注ぎ、先が長いピンセットや菜箸などを使って水草を植え込みます。
生きものの導入は、ボトルアクアリウムを立ち上げてから1〜2週間経ってからにしましょう。
小魚やエビなどの生きものは、少数をゆっくり水あわせしてから入れるのがポイントです。
水あわせをせずに入れると、すぐに死んでしまうことがあるので慎重に行いましょう。
また、一度にたくさんの生きものを入れると、水質悪化にもつながります。
ボトルアクアリウムの作り方ステップ3:仕上げとお手入れ
ボトルアクアリウム作成の最後のステップは、仕上げとお手入れです。
生きものが快適に過ごせるように水温や水質を適切に維持すること、毎日の点検と適宜な掃除が必要です。
特に立ち上げた当初は、水質が安定しないことが多く、生きものが死んだり、コケが生えやすかったりします。
1週間に一度、汲み置きした水道水で半分程度の水換えをしましょう。
ガラスの壁面に生えたコケや汚れは、100円ショップ等で購入できるメラミンスポンジを適当なサイズにカットして使用すると簡単に落とすことができますよ。
また、ボトルアクアリウム専用のコケ落としも使いやすくてオススメです。
癒しのボトルアクアリウム
ボトルアクアリウムはただ見て楽しむだけでなく、生命の営みを感じ、その神秘と美しさに触れることで心が癒されます。
また、自分自身で作り、育て、メンテナンスを行うことで、創造性や思考力を鍛えることができます。
みなさんも癒しのボトルアクアリウムの世界に触れてみませんか。